もっともっとと願ってしまう自分
自分の仕事に満足できず、もっと上手くやれたのではないか?とか、もっと精度を上げれたのではないか?とか考え込んでしまう。必ずしもそれが悪いというわけではない。
自分の仕事に満足できなかった頃、向上心ゆえにもっともっとと願っていたし、それが成長につながるとも思っていた。
自分の仕事に満足することで、そこで成長が止まってしまうのではないかと危惧もあった。
周りからは「すごいね」なんて評価をもらっても、どこか納得のいかない、可愛げのない奴だったと思う。出来ていることは置き去りにして、出来ていない部分ばかりにフォーカスして自己を評価していた。
しかし、もっともっとと願っているうちはいつまたっても満たされない。充足感のない日々だったように思う。
満たされないとせっかくできた仕事に対して自信を持てないのだ。自信が持てないと次こそは次こそはと息巻いてミスをしてしまうこともある。
個人事業主を始めてから
個人事業主を始めてから、意識がずいぶんと変わった。
もっともっとと思う一方で、自分の仕事に対してOKサインを出せるようになった。
この心境の変化が起きた要因はいくつかあるが、なにより大きいのは、自信を持って商品を送り届けないとお客様に対して失礼に当たると思ったからだ。
自分の仕事にOKサインを出せるようになってからは、出来ることにフォーカスしていった。
すると、工夫が生まれてきた。
その一つがポイントカードだ。うさぎ珈琲のポイントカードはポストカードになっていて、表面はイラストとメッセージが描かれており、裏面には分解されたクーポンコードが記されている。5枚のポストカードの裏面をつなげると一つのクーポンコードになって次回の買い物で使えるというシステムだ。
PCのアプリを使ってイラストやメッセージを描くという出来ることを珈琲屋に還元できた。
そのように出来ることを組み合わせて工夫していると、様々なアイデアが生まれてくる。
アイデアを形にするように勉強やスキルを磨くと成長にもつながる。
結局、もっともっとと思っていないと成長できないと思っていたが、OKサインを出しても成長につながることを知った。
そして、仕事に対して満たされなかった心が満たされるようになった。
心が満たされると、次もいい商品を送ろうと意識が芽生えて、より良くなって、さらにOKサインを出しやすくなる好循環が生まれる。
自分の仕事にOKサインを出すようになってから、仕事が俄然楽しくなったし、新しい発見がいっぱいです。
それではまた。
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